「本当は…それだけじゃないんでしょ?
流南ちゃんだっけ?
玲流、流南ちゃんの事すきなんでしょ?」


何で知ってんだよ…


「んなことねぇ…」


「また嘘。
付き合ってるんでしょ?」


どこまで知ってるんだ?

なんで、そんなことまで知ってるんだよ…


何も言い返せない…


「私、見ちゃったんだよねー?
少し前に、遊園地で玲流と流南ちゃんが
手、繋いで歩いてるの。」


「なっ!!お前…」


これ…は…。


莱架は俺と流が手を繋いでる写真を見せた。


「流南ちゃんと別れて。
出来ないならこの写真…ばらまくよ?」


別れたくなんてねぇ…


ずっと俺の隣に居て欲しい…。


けど…流に嫌な思いだけはさせたくねぇ…


「分かった。」