危険な三角関係。

俺、言うよ。


ちゃんと聞いててね、流…。


「流…俺、流が好きなんだ。」


「え…?あ、たし?」


「うん。こんなの常識的に駄目なのは
わかってる。それでも俺、流が好きなんだ。
流…俺と付き合って?」


流は驚いていた。


そりゃそうだろ…


「返事は?」


小さくコクっと頷いて


「お兄ちゃんは気付いてなかったと
思うけど、私ね?小さい頃から
お兄ちゃんの事大好きだったんだ。
最初は、お兄ちゃんとして好きだった。
だけどね、中学生になった頃から
お兄ちゃんじゃなくて男の人として
見るようになったの…」


少し俯いて顔を赤くして言う流。


そうだったんだ。


俺と流は顔を見合わせて笑ったんだ。