最後の授業が終わる前に俺は家に帰った。


帰り道に流南の家の前を
通らないといけないんだ…


今までは普通に通ってた道が、
通りたくない道になるなんてな…


俺はなんで…ここの前を通りたくないんだ?


好きな奴の家の前なんだから嬉しいはずなのに…


朝のことを思い出したくないから?


そんなことを考えながら歩いてると
いつの間にか流南の家は通り過ぎていて
自分の家についていた。