お兄ちゃんは昔から何かあると
あたしを心配してくれた。

お母さんたちが夫婦喧嘩して
不安に包まれたあたしに


「大丈夫だよ」


と言ってずっと一緒に居てくれた。


あたしはいつの間にかに
"お兄ちゃん"を
"玲流-Reiru-"という
一人の男として見るようになってた。


お兄ちゃんに彼女が出来た時は
いつも部屋で一人、泣いてたんだ。


お兄ちゃんに気付かれないように…


気付かれたらきっと心配しちゃう…


でも、その時はそれが辛かったんだ…


お兄ちゃんがあたしを


流!


って呼ぶたびに嬉しいんだ!!


あたしの胸がドキン!!て高鳴るんだ!!