このお話、私が出会った、ある女性のお話。

彼女は自分の事を“整形人間なの”と言っていました。

彼女は小さな日記帳を私に3冊読ませてくれました。


書きなぐった文字や涙の跡、
最後の方は穏やかな文字で支離滅裂な言葉が書いてありました。


彼女が大きな傷を負っているようには見えなかった。
綺麗で凄く優しい人でした。


彼女の許可を頂き、短いながらも小説にしてみました。


傷を抱えた人は、人に優しく出来る。
誰にもその人達を傷つける権利は無いと思う。



簡単に命を捨ててしまう今の大人に。

命を弄び、自分を大切に出来ていない子供に。

人を大切に出来ない社会に。




***2009.10.19***