サイケデリックトランスと俺

食事に向かう車中、突然リョウが話しかけてきた。

リョウ「今日は飯食いに出掛けるだけなのに、お前用意するのにずいぶん時間かかったなぁ。何かあったのか?」

裕輔「いや…何もねぇよ」

リョウ「そうか?それなら良いんだけどさ、なんだか様子がおかしいぜ?」

裕輔「そんな事ねぇよ。いつも通りだから気にすんな」

リョウ「そ…そうか?分かった!」

様子がおかしい…か。
確かにその通りかも知れない。
さっき麻美と電話を切ってから、俺はあいつの事ばかり考えている。

あいつは悪い奴じゃない。
それは分かっている。
しかし彼氏ができたからといって、男友達を切るような女は信用できない。
このまま麻美との関係をスッパリ切っちまえば、それで終わる話しなんだけど、それだと何だか気持ちがスッキリしそうにない。

クソ…。
こんな事で悩むなんて、本当俺らしくねぇ。

女一人に悩むなんて、情けない話だ。




「ピピピピピピピピ」




麻美の事を考えているとまた携帯が鳴った。

リョウ「携帯鳴ってるぜ?」

裕輔「言われなくても分かってるよ」

メールはきっと麻美からだな。


俺はポケットから携帯を取り出し、受信したメールを見てみた。