サイケデリックトランスと俺

麻美「どこか出かけるの…?」

裕輔「聞こえてた?友達に飯食いに行こうって誘われたんだ。今日は奢ってくれるんだってさ」

麻美「そっか…うん!分かった!気をつけて行って来てね!」

裕輔「おぅ…そんじゃあ行ってくるわ」

麻美「裕輔君…」

裕輔「あ?なんだよ?」

麻美「わがまま言って、泣いてばかりでごめんね!」

裕輔「…」

麻美「それじゃ~行ってらっしゃい!」

プープー。

電話はここで切れた。


クソ…。


俺ともあろう者が、何であんな小娘一匹ごときに悩んでるんだ…。


マジで調子が狂う…。


リョウ「おーい!何やってんだ!早くしろよ~!」

裕輔「分かってる!今行くよ!」

リョウは痺れを切らしたのか、駐車場からでかい声で呼び付けてきた。


クッソ!
馬鹿らしい!
飯を食ったら、風呂に入ってさっさと寝よう!
寝て起きれば、またいつもの俺に戻ってるはずだ!
今日はたまたま調子が悪いだけだ!

俺は自分にそう言い聞かせると、リョウの待つ駐車場へ向かった。