「私は今でも部活内でイジメをうけています」
美奈からの無視…

「同じ3年生の人は…私に一言も話してくれません。とても悲しいし、ツライです。今は…その無視を他の3年生に命令しているリーダー格の子とはクラスが別々なので…いいのですが。去年は同じクラスで楽しい修学旅行でもずーっと無視されました。無視は…とてもツライです。自分がいないように扱われるといなくなってもいいのかなとふと思います」

朋ちゃんの話しをきき、私は涙がこぼれ落ちそうだった。

朋ちゃん。
いなくなったらイヤだよ。

そして…
あの時。
美奈から命令されて、朋ちゃんを無視した時。
自分は何て弱虫で。
バカなのだろうと思って。
自分がイヤになった。


瑠美ちゃんも話した。

「ある日、突然、部活の雰囲気が変わり、イジメられるようになりました。無視が始まり、バスケットなのに…ボールをパスしてもらえなかったりしました。くやしかったです。自分は何もしていないのに…何で?と思いました。
イジメは卑劣です。ある日、突然、理由なんてないのに…ただおもしろいからとか気に入らないからと言って…1人の人を大勢でイジメる。卑劣です。
3年生のなかにもまだイジメはあります。それはパシリです。
男子が1人、パシリのイジメにあっています。
私たちは…もう、これ以上イジメられたり、イジメをしているのを見たくありません」