そして…
イジメの事実が全て集まった…


怖かったけれど。
美晴のお父さんにも協力をしてもらった。

ボロボロになった教科書。
落書きされ真っ黒になったノート。

それを渡された時。
私たちは泣いてしまった…

無性に悲しくて。
つらくて。
こんなことをした奴に腹がたち。
何もできなかった自分が情けなくて…

いろいろな感情が私を包んだ。
そんなことは初めてだった。



私たちがしようとしていること。
それは…
この学校にイジメがあったとマスコミで話すこと。

決行は明日の朝、6時。
場所はこの町にあるお寺の講堂。