え、まじで俺なんて名前だっけ?





・・・・・・ヤバくね?これ何気にヤバくね?
うあぁ、何で自分の名前わかんねぇんだよぉぉ!



なんだぁおい、まさか俺が小さな幸せ(睡眠)を噛み締めている間に記憶(?)吹っ飛んじまったってのか?


考えてみたら、どっからあの真っ白な部屋に来てたのかもわからんし・・・


そこから先はしっかり憶えてるんだがなぁ



なん、で、おもい、だせ、ない・・・・・・・・・・・・?














「うぉぉぅおぅぅ・・・・・・いやぁぁぁぁぁぁぃぃ!!」

「ん、いきなりどうした!?
何があったのか知らないが、とりあえず落ち着け!」










「おぉぅ・・・。ん、どうした? そんな醜い顔して」


「いや、君が急に悶え叫びだしたから驚いちゃって・・・。
あれ、気のせいか? 何かさらっと酷いことを言われたような気が・・・」


「いやなに、気にするな」

「そんなこと言われたら余計に気になるぞ!?」







「・・・なぁ、こんな下らない言い合いはもう終わりにしようぜ」


「なっ!誰のせいで・・・・・・・・・まぁ、君の言う通りだな」


んー、まだ名前思い出せんな・・・

どう言おうか?













・・・・・・ま、何とかなるだろ


「・・・で、話は戻って俺の名前なんだがな」


「うん」


「聞いて驚くなよ?」


「うんうん」
















「・・・わからん。そう、自分の名前がわからんのだよ、俺は」











「へぇ・・・そうなんだ」




















あ、驚かないんだ・・・