「有希、あんた…相当王子にのめり込んでるね?」



只今、昼休み。



朝の出来事の後、電車に飛び込んでギリギリ間に合った私は今、親友のコノミに昨日の怜の出来事から、朝の出来事を話していたとこだった。



「やっぱりそう思う?」



と私は自分の髪を指先でクルクルと巻きながら言った。