「…っはぁ、最悪。誰かさんのせいで…」



と怜を睨み付けながら私は呟いた。



だって、楽しい一時が怜によってぶち壊された。



好きな人と一緒にいる時間をぶち壊しにされたらそりゃ、いくら温厚(?)な私だって怒る。



怜は罰が悪そうに


「…閉店時間とっくに過ぎてんだけど…」



と呟きつつもキャラメルマキアートを作ってくれた。



こんなご機嫌とりをしたって私の怒りは収まらないんだから。