キミに胸キュンです。

「お母さん…
あのね、えっとね。
けっ、けい、けいすすすけ、啓介ッい、いる!?」

声が震えた。
まさか震えるなんて思ってなかった。

アイツの名前口にするだけでこんなに震えるもんなんだ。


「葵っ?
顔真っ赤よっ? 」

へっ!!
顔、真っ赤?
ウソ…
なんで…
「あっ!!
きっと!!
走って来たからだよ。
ってか…啓介は?」