消えたい

 
どこ?
どこにいるの?

何処を見ても、誰もいない
何もない

「…そらみみ?」

私は肩を落とした

その“声”がとても愛しかったから

とても大きな存在だったから

愛しくて
愛しくて
しょうがなかった“声”

昔、唯一愛したあの人の
目を細めて私を呼ぶ時の声に、似ていたから

捕まえたかった
もっと聞きたかった
一回だけでもいいから

もう一度、聞きたい…