消えたい

 
その風景は
まだ私の記憶に新しかった

そこは学校への近道
坂の上にある寂れた公園

遊具といったらブランコ程度しかない

だけど、いつ通っても
子供たちが笑顔で走り回っていた


気が付くと、私は家を飛び出し、走っていた

冷たくなってきた風が、容赦なく私に吹き付ける

それでも走った
髪を乱して走った
裸足であることを忘れて