……あの男。 『面白い』のか!? え、あれが? あれが今『ナウい』んか? オレは震える手でバイブルである『意地悪ばあさん』を開く。 もしや時代が変わった? でなければ、 あんな軽薄そうな薄っぺらい笑顔で口だけの、 押して押して押しまくるだけのオチも何もない、あんな あんな男が…… あんなに可愛い女の子をゲット出来るはずはない。 オレは世の中の無常を嘲笑してみた。 オレの心の中が黒いモヤモヤは決してヤキモチなんかではないと、自分に言い聞かせながら……。 ・