「社会科研究室でまってる」


ギリギリに起きてきてテキパキと支度を終えた玲ちゃんが耳元でボソっと囁く。

「!!///」


し…心臓が。


「莉子ちゃん、どうしたの?」


「ホント!顔真っ赤だよ」


「また熱あんじゃねぇの?」

「だ、大丈夫!何でもないよ」


修ちゃんたちに赤い顔を指摘され焦る私を見た玲ちゃんが笑いを堪えながら玄関をでていく。


玲ちゃんのバカ!