可愛いあのコ〜隣のイケメンくん〜

「孝ちゃん、そろそろ帰ろ?」


だんだん辺りが薄暗くなってきた。


「…帰りたくない」


「そんな事言わないで?ね?ホラ立って」


私は駄々をこねる子供をなだめる様に孝ちゃんに手を差し延べた。


「…子供扱いすんなよ」


「なに??」


孝ちゃんの声が風の音に遮られる。


「何でもない。帰ろっか♪」