お家に帰ろう。

「最近また来ないのね。」

「明も忙しそうだから。」

「今日も友達とお好み焼き食べてくるって言ってたわ。」

「やっべ!俺も食いたくなってきた。」

「そうだ!今日お好み焼きにしようかな。てっちゃんも来る?将人は分かんないけど、遥なら居るし!だってホラ、二人でお好み焼きってのも…ねぇ。」

「え?!」

「…やっぱり、うちに来るのは、明が居るからなのよね?」

「はぁ…(そーゆーこと?さすが親子。あ、明は違うんだった。でも、やっぱり似てくるもんなんだなぁ。考えることは同じってワケだ。)」

「てっちゃんが居ると、こう、ぱっと明るくなるのよねぇ!」

「…今日は…また今度!」

「そうよね!もう、夕食の準備しちゃってるだろうしね!」

「はい。今度、企画する!お好み焼きパーティー!」

「あら、いーわねぇ!楽しみにしてるわよ!じゃあね!」



なんとか免れ、一息つくと、
報告までに、明へとメールを送った。


『弥生さんには参ったよ。家族ぐるみで遥とくっつけようとしてる?』


それから30分たった頃、

「あれ?まだ返信ねーな。アドレスあってるよなぁ?」

と、もう一度送ってみる。


『どうした?本当のコトで返事に困ってる?』


それでも返事がない。