「迷惑な話だっつーの。」

「可愛くねーなー。」

「あんたに媚びてもしょうがないでしょ。」

「おまえでも媚びたりすることあんの?」

「あんまりないかな。」

「見てみてー!笑えるんだろうな。あまりのキモさに。」

そう言って、また寝そべる哲司。


「テツぅ!やる?」

「何を?」


明は哲司に近寄って行き、

「シャボン玉。」

と、ストローを差し出した。


「やるかよ!」

「あたしと間接キスできるよ。」

「……パンツ見えてる。」

「見せてるの。」

「おまえの見せパンじゃ、何の変化も起こらないんですけどぉ、悲しいことに。」

「どれ〜?」

「ば、ばか!やめろっ!」

「あははは。下に行くよ!」

「おまえ、最低なぁ…」

「媚びてあげたんじゃん!ほら、飲み物持って!」

「はいはいっと。…女じゃねーな。」