放課後の教室。

いつもは誰もいないのに今日は一人だけ。

お前は机に顔をふせて泣いていた。

俺はお前がずっと好きだった。

だけどお前は俺の親友のことが好きで。

言えなかった。「好き」の2文字が。

今のお前に言うのは卑怯かもしれないが泣いているお前なんか見たくない。

「俺がお前を幸せにする。…俺じゃダメか?」