入学式のあの日…あたしはあんたに恋をした。


どこに行けばいいか分からなくて困ってる時

あんたは優しく声をかけてくれた。


あの日から1年間ずっとあんただけを見ていた。

好きで好きで…とめられなくて。

明るくてやさしいあんたは学年でも大の人気者だった。

ずっと遠くから見ているだけでいい…。そう思ってた。

だけど気付いたんだ。


行動を起こさなきゃ絶対に自分は見てもらえないって。


あたしにとってあんたは遠い存在。…今はね。


だけど近付いてみせるから。

どんなに辛くてもくじけない。


だってあたしには胸をはって言えることがあるから。
「あんたのことは誰よりもあたしが好き!」ってね。