目が覚めたら、私は首輪をされていた。
もしかしたら、彼が、私を花屋で雇っているのも、私を拘束し、したい時に出来るように、かもしれない。
1日中彼に犯され続け、下半身は小刻みに震え、乳首は蕾のように固く、肌は全身滑らかになっていた。
Sexの後の女の体は、本当に潤っているものだ。
私は、部屋を、首輪をしたまま四つん這いで歩かされ、それでも彼の為に我慢した。
「入れて下さい、お願いします。」
彼はサディストの顔をしていた。
彼は、首輪に着けていたリードを、鞭がわりにして、私を力任せに何度も叩いた。
「ぎゃぁ。痛い。許して下さい。」でも、止めさせたら、もうSexをしてもらえなくなってしまうかもしれない。
全身が赤色になるまで、彼は私を叩いた。
「希望、悲しみ、神秘的な美しさ、究極の美」という赤いガーベラの花言葉が頭に浮かんだ。
何故、こんなにデタラメなの?
それだけ、奔放な花ということ?
お花屋さんなんて、一見ロマンチックに見えるけど、数日しかもたない消耗品を売っているだけじゃない。
生け花は、更に罪深く、無理矢理茎を切り、角度をつけ、一定の法則に当て嵌めている。
最低。
だから、私は生花が嫌いになった。
花を愛しているはずの花屋が、もしかしたら、一番花を傷つけているのかもしれない。
彼も、私を愛しているはずなのに、傷つけているのかもしれない。
だって、こんな秘境に来なければ、彼は身体さえも愛してくれないし、毎日、飼い殺しにされているのだから。
私の身体は、薔薇の刺にやられたかのように、傷だらけになった。
彼は、ボロボロになった私の中に入り、私の反応など無視して、中で果てた。
出来ちゃえばいいのに…。
せっかくの遠出も、私は優しく愛されるどころか、身体の芯まで傷つく羽目になった。
どうして、私はガーベラのように、天真爛漫に振る舞うことや、愛されることを許されないのだろう。
全身が痛くて、私は夕方まで横たわっていた。