「きーたきーた?!」 全国大会も終わった、 2学期二日目の朝。 どたばたと教室へ駆けてきたのは京平だった。 「何を聞いたんだよ」 「やべえよ?」 「何?」 コホン、と京平は咳をすると、こう言った。 「れんちゃんに彼氏が出来た模様です」 「--え。」 「これホントだからね?」