審判の声で僕はジャージを脱ぎ捨てステージに立つ。 遠くから、聞こえた。 「レーンー!!!!!待ってたよー!!!」 恋。 がんばるよ。 待っててくれたって思うのは、自意識過剰かも知れないけれど、 きみの言葉で僕は百倍動けるようになるんだ。 「試合再開します。」 もう一度ホイッスルが鳴って、試合が、始まった。