「レーンッ」 教室のドアからひょこっと可愛らしく出てきた割には、男くさい京平だった。 「何。」 「何って〜部活行こうぜ。今日1、2年出させてもらえるかもしれないんだろ?」 「えっそうなの!」 「何その驚き。オレと出会って以来初じゃん」 そんなことはないけれど。 「あ、あったな、こないだの「わ」ってやつ(笑)」 そんなことはなかったけれど。 とりあえず、命が繋がりました。