「…ごめん、コップ倒した」 「い、いいよ。割れてないし、お茶も入ってなかったし!」 あれ、僕まで熱なのかな、顔が熱い。 「じ、じゃあ帰るね」 …完全に動揺してる。 だけど、 隠さなきゃ リビングのドアに手をかけた瞬間。 「待って!」 恋が、 「ねえレン。あたしさ、」 こんなにも苦しいなんて 「何?」 初夏の日差しが見えた頃。 僕らは出会ったばかりで。 出会ったばかりのきみに 僕は恋をして。 「あたし、レンのことが好き…」 こんなことってナシでしょ、普通に。