「「…え?」」 「だから、恋はブッ倒れて寝込んでるの。だから今日休み」 体育祭が始まってしばらく。 1年の学年プログラムの為に入場門に並んでいると、隣のクラスにいるはずの恋がいないのに気付いた僕らは、近くに並んでいた高橋に聞いた。 「ほんとかよー、体育祭休むとか残念だな」 「…うん。だけどしかたないわよ。ま、たいしたことないって言ってたから、最上心配しなくても大丈夫だよ」 恋、休みなのか… さよならを言わなくて済むのは、いいようで良くなかった。 心が、ざわついたのがわかる。