「おーい。なんかここ数日悩んではりますけどー、何あったんですかー」 窓を眺めている僕に、京平は言った。 ここ数日。 「めちゃめちゃあり過ぎてもうしんどい…」 ぽつっと呟く。 「え、そんなに?!どうしよーオレ、レンがいないと死ぬよ~」 「死ぬ?」 「…あ、ほんとに死にはしないよ(笑)?でも、いないとしぬ~」 そんなに京平が僕のことを思ってくれてるなんて、知らなかったな。 「ほんとにしぬなよ」 僕がそう言うと、京平は眉をへの字に曲げた。 …留学、するって決めた。