「うぉーい。レンに京平っ」 体育館へ向かっているとハチさんが僕たちを呼ぶ声がした。 後ろを振り向くと、ハチさんと、先輩たち。 「先輩っ」 「今日来ますよね」 「おー。ちょっと京平。聞きたいことがあるんだけどさー、きてきてっ」 「何すか、もしかして坂本のことっすか」 「そうそう!萌ちゃむ♪」 浮かれてるハチさんを横に、他の先輩達は微笑みながら体育館へと向かって行った。 僕は一人、取り残される。