「部活行こーぜ。今日はハチさんも来るんだろ」 京平は自分の机に置いてある鞄を取り、僕の目を見た。 「なに。」 そう聞くと京平は深刻な顔で。 「今日のさ、れんちゃんの彼氏の件は間違いだったけどさ、れんちゃん、ぜってーモテてると思う」 「…だ「だから!お前もそろそろ考えてた方がいいんじゃないの?」 「……。」 …だから? 僕は、そう言おうとしてた。 恋がモテてるのは知ってるし、そろそろって… 京平に言われたくない。 少し腹が立った。