「うわ…コイツ頭やられてる。」


『ひど!ガラスのハートなんだから優しい言葉にして。それと!…ありがとう。』



うー…友達にお礼言うのやっぱ言いずらいなぁ…。



……?



なんで何も返事がないの…?

気になってちらっと雅哉を見ると手の甲で顔を隠したまんま固まってる。



『雅哉?』



呼びかけるといきなり頭をくしゃくしゃになでられた。



『ちょ…何?』


「お前意外と可愛いとこあんじゃん。」


『は?どこが!』


「…よし!早く保健室行こう!」



無視!
まったくひどいんだから。



あたしは雅哉に担がれたまま保健室へと入った。