《ハイジ――・・?》 『……』 《あれっ?っかしぃな…。電波切れたか?》 『……』 《……おかしいなぁ?……ブッ……ツーツーツー》 恭介が……留学をやめる……? 不安と、〝夢〟という希望に押しつぶされそうなあたしたちは、現実から逃げていた。 すれ違うあたしたちの想い。 てっぺんが見えない大きな壁。 誰もがあきらめるような高さの壁。 ……だけどね、こんな壁、あたしたちが力を合わせたら越えられるんだよ。