怒鳴った恭介に少し驚いた。 だって恭介はいつも優しく言ってくれた。 「行きたいけどッッ……」 最後らへんはボリュームが弱くなった。 そして声を絞り出すように言った。 「行きたいけど……、俺は…ハイジも大事なんだよ……」 …あたしが……大事……。 『…ありがとう』 「…おう」 『…じゃぁ、あたしが大事なら…………』 あたしが大事なら…… 『……アメリカに行って』