好きだけど

信じていたけど

もうわからなかった

けど別れるなんて考えてなかった

週一くらいにメールがくる…そのたびにまだあたしが好きなんだとつなぎ止められる

そんな日々が続く

夏休み

「明日部活一緒に行こ」

海斗からのメールに驚く

でも断るわけもなく僕はそれにしがみつく

もう手遅れだった

手のひらで転がすつもりだった君は僕を離してくれない

大好きで大好きで君しか要らなかったんだ…



一緒に行くっていったって

二人して何にもしゃべらなかった

恥ずかしくて口をつむる

上り坂で息が上がらないように気をつける

少しでも僕がいい女だって思われたかった

僕だけだって思わせたかった