暫くして朱里が私服に着替えてコートを羽織り車へと来ると運転席の横へと立ったまま俺を見る。 「……乗れ」 「…ここでいいわ…乗ったら…連れ戻されそうだもの」 「フッ。んな無意味な事する訳ねぇだろが。寒いから乗れ」 「……え、ええ」 渋々助手席へと乗るお前。心配しなくても無理矢理連れ出したりしない。しても、どうせお前の事だからまた出て行くんだろうしな…。