―――♪♪〜♪〜♪♪――― 駅に向かって歩いている途中、携帯が鳴り響き電話に出ると慎矢さんからだった…。 「…はい。もしもし」 『今、何処に居る?空港か?』 「…いいえ。あなたの職場の近く。デートしたいなって思って迎えに来たんだけど…」 『………駅で待ってろ』 携帯が切れると、少しして駅に着いてロータリーの傍の時計台の傍で慎矢さんを待った。