「……う、嘘なの?」 「当たり前だ。そんな事してたら大問題なるな。裁判沙汰になる」 「な、何それ。びっくりするじゃない」 「普通に考えりゃわかんだろ。それとも俺がそんな事平気で出来る様に見えんのか?」 慎矢さんは……そんな風に……。 「…見える」 「…おい……ふざけんな」 「きゃっ?!」 ソファの下へ座ってテレビを見ていたら、ふいに抱き上げられ向かい合わせに慎矢さんの膝へと座らされた。