秘密な契約と掟破りな愛【続】


「もう、頭が見えてますからね。まだいきんじゃダメですよ」


「…ハァッ……いっ…た……っ…」


「朱里。頑張れ」



本当は立ち会い出産はするつもりなかったんだけど、急遽する事になり慎矢さんは私の手をギュッと強く握り締めてくれた。



「はいっ。いきんで!!」



看護師の言葉と共に、私はギュッと強く慎矢さんの手を握り力いっぱい長くいきむ。



「もう少しよ!!もう一度いきんで!!」



一度深呼吸をした後に再び全身に力を入れて力いっぱいいきんだ。