秘密な契約と掟破りな愛【続】


暫く車を走らせると山道を上がって行き駐車場へ車を停めて歩き始めた。こんな山に来るのは初めて。何があるんだろうか。



「…少し寒いな」



そう言うと慎矢さんは私の手を取りギュッと握ってくれる。



手を繋いで歩くなんて初めてで…今、すごく心臓がドキドキしてる。握った手が凄く熱い。



「…何だ、じろじろ見んな」


「…いつ見ても……素敵だなって思って。ねぇ、私に早く会いたかった?」


「…そうでもないな」



もう。嘘ばっかり。少しぐらい、会いたかったよとか言ってくれてもいいのに〜。



なーんてね。言葉なんかよりも、慎矢さんが傍に居てくれる事の方が嬉しいわ。