「まっ、餓鬼は早く寝ろ」 そう言って、祥太郎くんはパッと私の手を放した。 「餓鬼って!同い年ですから!……一応」 みんなして私を子供扱いして! 「はいはい。何?おやすみのちゅーでもしてあげようか?」 祥太郎くんは人差し指で私の唇をなぞる。 「い゛!?いりませんっ!おやすみなさいっ!」 「おやすみー」 バンッと私は勢いよくドアを閉めて、急いで自分の部屋に戻った。 なんとか、初日の仕事を終え、安心した私はぐっすりと寝ました。