そのまま、私は引き寄せられて床にしゃがみこんだ。 目の前には祥太郎くんの顔が ドキドキ――…… 心臓がうるさい。 「顔……」 「ふぇ?」 緊張のあまりに変な声を出してしまった。 「何かついてんぞ」 祥太郎くんは私の頬を親指で軽く擦った。 「へ?……あっ!」 さっきのアイス! は、恥ずかしいぃ~!