「帰る!!帰ります!!祥太郎くんと一緒にいる!!」 私がそう言うと祥太郎くんは目を見開いて固まった。 わ、私なんか変なこと言ったかな? 「……ぷ」 「へ?」 「変なやつ」 祥太郎くんが笑いながら私の頭を撫でた。 「あは……?」 知らなかった。 好きな人と過ごす時間がこんなに大切で楽しいものだなんて。