「唯が好きだってんだよバーカ」 かあぁぁっと自分でも顔が赤くなるのがわかった。 同時に、涙もまた出そうになった。 なにか言い返さなければっ 「それが人に告白する態度ですかね?」 恥ずかしくなった私は祥太郎くんの胸に顔を埋めた。 「で?返事は?」 「私も好きです……大好き…」 素直な私はかわいい。 やっと言えた一言。 このたった“すき”の2文字がやっと言えた。