そこには、数日ぶりの愛しい人の姿があった。 祥太郎くんは走ったのか、息があがっていてかなり疲れている表情。 「勝手にやめんなよ!ばかっ!」 「うぅっ、ごめんなさい!」 私はギュッと目を瞑る。 「俺の断りもなく、いきなりやめるとか何様のつもりだ!」 「ご、ごめんなさぁい!」 ……って 「祥太郎くんには関係ありませんっ!もう、ほっといてください!」 私は祥太郎くんから逃げる。