「はぁ~~っ」 祥太郎くんは頭をかかえて、大きなため息をついた。 「……だけ…には」 「はい?」 「お前だけには、勘違いされたくなかった!!」 ドキン――…… ほら、まただ。 また心臓が跳ねた。 それは、どう意味で言ってるの? 祥太郎くんは珍しく顔を赤くしていた。 顔が熱い。 たぶん…… いや、絶対。 私も真っ赤な顔をしている。