彼は水着だから大丈夫みたい。



細身なのにちゃんとガッチリした身体。




「……つか、お前さっき破った紙、ちゃんと片付けろよな」




さっきのチラシのこと?



「そうやって平気でゴミを捨てる奴がいるから地元の奴らは困るんだよ。……全く最近の若者は」




「すっすみませんっ!」




私は急いでバラバラに破いたチラシを拾い集めた。



最近の若者って、私とあまり歳変わんないでしょ!?



「ちゃんと捨てとけよな……あと」



「?」



「透けてんぞ……ブラ!」



ニヤッと彼はイジワルそうに笑った。



バッと私は両手で胸を隠した。



「へっ変態っ!」




「お前が見せてきたんだろ……じゃあ、俺いくから」