感想ノート帳

最近ガラケーからスマホに買い換え、人よりはるかに指の太い私はその使いづらさに、ストレスから胃を悪くしそうな日々である。

さてこの項で紹介するのは

『みんなのふこう~葉崎は今夜も眠れない』

若竹七海 著


この作品は架空の街『葉崎』を舞台にローカルFM局のいちコーナー『みんなの不幸』に送られてくるリスナーのお便りを紹介するという形で進められます。

話の中心にいるのはココロちゃんという十七歳の少女。

彼女は疫病神に愛され過ぎているとしか思えない程不幸まみれにもかかわらず、頭のネジが大量にトンデいる風に全くめげない。

しかも彼女
不幸は周りの人々にもお裾分けを撒き散らし、数々の事件を巻き起こします。

もう読んでいると、まるでラジオのリスナーにでもなったかのようにココロちゃんのその後がどうなったか気になって、ラストまでイッキ読みでした。

でもお話だから楽しく読みましたが、実際にあんな娘が周囲にいたらどうなんでしょうね。