感想ノート帳

さてさてお次に紹介させて頂きますのは

『パーフェクトフレンド』

 野崎まど 著

小学四年生になったばかりの理桜ちゃんは、担任の先生からも一目置かれた頭もよくいい子のクラス委員。

新しいクラスには不登校の少女がおり、担任からその子の家を訪ねるようお願いされて内心はシブシブ行くと相手は自称『数学者』の天才少女で…… 

といった感じで始まるこの作品の主旨は『友達とは、素晴らしいものである』といったものだが、他の作品と違うのはそれを数学的に証明しようとアプローチしようと試みる所である。

それに各所にちりばめられた小ネタも魅力のひとつだが、途中でドギモを抜く展開が待っているので乞うご期待。

ちなみにこの作家さん私がデビュー作からずっと追っかけてる方で、その作品群は読み終わると不思議な後味と余韻が残るのがお気に入りポイントです。