16 Memories


萌~に浸っていたら、いつの間にかロケット花火に変更。

なんでやねん。

「綾!危ないっ!」

結衣の言葉が聞こえた。

反射的に目を閉じるあたし。

ドサッ

『痛っ。』

「大丈夫か?」

しりもちをついたあたしに覆い被さるようにタカがいた。

「綾ごめーん。ロケット花火変なとこ飛んでっちゃった。」

結衣が遠くから謝ってくる。

なにが起きたかわからない。

ぼけーっとしてたあたしにタカが一言こう言った。

「あたりそうだったから、助けてやったんだよ。感謝しろよ。」